東京大学フィロムジカ交響楽団

東京大学フィロムジカ交響楽団
Philomusica Symphony Orchestra, the University of Tokyo

東京大学フィロムジカ交響楽団は、東京大学駒場キャンパスを拠点に活動しているインカレオーケストラサークルです。“フィロムジカ(Philomusica)”という名称は、ギリシャ語の“philos(愛)”、ラテン語の“musica(音楽)”という2語に由来しています。30以上の大学の学生によって構成され、現在180名以上の団員が所属しています。団の運営は、選曲から演奏会の実施まで全て学生が主体となり行っています。大学から楽器を始めた団員もおり、様々なバックグラウンドを持った学生たちが音楽を楽しんでいます。

当団は1982年に、古典派、バロックおよびそれ以前の音楽を演奏する団体、「フィロムジカ合奏団」として誕生しました。その後徐々に規模が拡大し、1995年には「フィロムジカ室内管弦楽団」に、2005年には現在の「東京大学フィロムジカ交響楽団」に名称を変更し、古典派からロマン派以降の音楽まで幅広く演奏するオーケストラとなりました。2016年には熊本・大分震災復興チャリティーコンサートを九州国際フェスティバル実行委員会と共催し、福岡公演、熊本高校音楽部との合同演奏を行い、その様子はFBS福岡放送局によりテレビ放映されました。また同年ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団元首席ヴィオラ奏者、ハインリヒ・コル氏にご指導いただくなど活動の幅を広げています。

指揮者

小笠原 吉秀(当団常任指揮者)
Yoshihide Ogasawara

国立音楽大学音楽学部教育音楽学科第Ⅰ類専攻卒業。日本大学大学院博士前期課程音楽芸術(指揮)専攻修了。指揮を小松幸雄、山岡重信、相原末治、ピアノを山脇一宏、声楽を岩渕嘉瑩の各氏に師事。これまでに数多くの楽団、合唱団を指揮し、国内著名なソリストとも多数共演。ベートーヴェン・ブラームスの全交響曲をはじめとする交響曲作品や協奏曲を含む、オーケストラ・合唱関連の主要作品の指揮。歴史学、人物学、演奏史学から裏づけされた演奏解釈には定評がある。ピアノ・コンクールの審査員、音楽プロデューサー、CD監修など幅広く活動し、自身が関わった20タイトル以上のCDには『レコード芸術』『Stereo』等関係各誌上で好評を得ており特選盤として選ばれているものも多い。また音楽教育家としてクラシック音楽の啓蒙活動に尽力し、市民講座、学校講師、市民文化活動などでも高い評価を得ている。当団では 2009年から客演指揮者を務め、2013年より常任指揮者として就任し現在に至る。日本吹奏楽指導者協会、かながわ合唱指揮者クラブ、日本音楽教育学会、音楽教育史学会(運営委員)各会員。全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)演奏会員・ステップアドバイザー。CDレーベル「Rondino」Producer & Mixing Engineer。

小笠原 吉秀